windows:dosbox-win31j-install.html

DOSBoxで日本語版 Windows 3.1を動かす

 dosbox-0.74v-svnとdosbox-0.74vでやってます。

 ディスクイメージを作成して実機と同じように MS-DOS や IBM-DOS を最初からセットアップする方法では動作実績がありますが、ファイルのやりとりがめんどうなので、DOSBox内蔵DOSを使用してWindows 3.1 日本語版を動作させます。

 DOSBox内蔵DOSでは、Windows 3.1 日本語版のインストーラーがすんなりと動かないので一手間加える必要があります。

[CODE] ; Define code area.
;start end comment
F040 F0FC ; user font area
[FONT] ; Install font file.
jpnhn16x.wxp
jpnhn19x.wxp
jpnzn16x.wxp
jpnhn24x.wxp
jpnzn24x.wxp

Windowsインストール後の記載が混じっているので適宜remで消してください。

[autoexec]
# Lines in this section will be run at startup.
@echo off
mount c D:\Soft\cmd\dosbox-0.74v\root
rem mount w w:\ -t cdrom
path=z:\;C:\WINDOWS;c:\;c:\dos;c:\bat;C:\tool;

ADDDEV +C:\WINDOWS\HIMEM.SYS
SMARTDRV /L
SET TEMP=C:\WINDOWS\TEMP
C:\DRV\FONTX\fontnx.exe /P=C:\DRV\FONTX\
c:\drv\dispv\dispvb.exe
chej jp
c:\drv\dispv\vmx 70
cls
c:
  1. DOSBoxをDOS/V化しても「You cannot Install Windows 3.1 on English mode. Try on Japanese mode.」と言われてインストーラーを起動できないので、他の仮想マシンで Windows3.1 日本語版をセットアップする。
  2. セットアップしたWINDOWSフォルダを取り出して DOSBox にマウントしたディレクトリに突っ込む
  3. そのままだと起動時にブラックアウトするので、 WINDOWS\SYSTEM.ini から下記の2行を消す
    [DispatchGrabber]
    EnableDispatch=1
  4. DOSBoxは日本語ファイル名を読み書きできないっぽいのでWINDOWSフォルダの中にあるGRPファイルを英語にリネームしてPROGMAN.INIのGroupsセクションを編集する。SVN版では不要。
  5. winコマンドで起動できるようになる。